ごみ捨て場からよみがえった戦争遺跡がある。
「岩脇(いをぎ)蒸気機関車避難壕(ごう)」。滋賀県米原市にある、蒸気機関車(SL)用の防空壕だ。
地域のボランティアによる再整備から12年。年間約600人の見学者に、戦争の爪痕を伝え続けている。
壕があるのは、岩脇山(標高約120メートル)のふもと。JR米原駅の北東約2キロ、集落に近い里山だ。
米原駅のSLを空襲から守る「列車壕」として、太平洋戦争末期の1939~45年に造られた。
中は夏でも涼しく、地下水がしたたっている。
壕は2本。1本は長さ約130…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル